五十肩は施術をせず良くなるのか？というお話です。

五十肩は肩関節周囲炎と呼ばれるもので、肩関節周囲の軟部組織などに炎症が起き肩関節の疼痛や可動域制限を引き起こすものです。

良く知られているのは「五十肩は治癒まで長い」という事です。

施術をしていても半年から一年程かかる事もざらにあります。

施術していてもこんなにかかるなら何もしなくても治るんじゃないか？と思われる方もいらっしゃいます。

結論ですが、時間をかければ治ります。

ただ、デメリットが大きすぎるので基本的に施術をすることをお勧めしています。

絶対にお勧めする理由として、五十肩を放置した末に発生する可能性が高い「凍結肩」です。

凍結肩とは、五十肩などで肩関節運動時に痛みが出現し肩関節の運動量が減少する事で、肩関節を覆う関節包が硬化し自動運動(自分で動かすこと)に強い制限がかかってしまう状態の事です。

五十肩だと「痛みは発生するが挙げる事はできる」ということが多いのですが、この凍結肩は上げる事ができません。他の人にあげてもらう事(他動運動といいます)もできなくなります。

こうなると治癒機関は劇的に伸びます。何もしなければ二年程度かかる事もあります。

その間も肩を上げる事はできず、不意の動作では激痛が走り、夜も痛みで目が覚めます。

このことから、五十肩は施術をしなくても良くはなると思いますが、絶対におすすめしないです。

施術しないメリットはタダな事ぐらいです。

それ以上のデメリットがあるので、施術は受ける事をお勧めします^_^