四十肩・五十肩とは
- 2025.05.05
- 施術について
四十肩・五十肩とは「肩関節周囲炎」の俗称です。
読んで字のごとく「肩関節周囲で炎症が起きてます」という状態なのですが、肩関節というのは人体の中でもたくさんの軟部組織(筋肉や腱、関節包など)に支えられている関節ですので、肩関節の様々なところで炎症が起きる可能性があります。
例えば、
・腱板と呼ばれる肩関節の運動の安定性を維持する筋肉の炎症や損傷
・肩関節を跨ぐ腱の炎症や損傷
・滑液包(骨と筋肉や腱の間を取り持つクッションのような組織)の炎症
などがあります。
上記のような病態だと「肩関節に痛みはあるが挙げる事はできる」という状態にとどまる事が多いです。
痛みを感じる為もちろん生活に支障は出るのですが、もっと支障が出てくるのは「凍結肩」と呼ばれる状態になった時です。
凍結肩とは「癒着性肩関節包炎」のことで、肩関節を包む関節包に炎症が起き硬くなる病態です。
この状態になると、肩関節の動きは一気に制限されます。
手を外側から上げようとしても90°以上挙げる事ができなくなったり、前から挙げる事も困難になります。
こうなってくると日常生活は大変です。
上にあるものが取れない、上着着るのも時間がかかる、ズボンのポケットに手を入れるのも痛む、頭は洗えない、パーキングの支払いでお金を入れれない…、多すぎてキリがありません。
さらに、凍結肩になると治癒までの期間が倍ぐらいに伸びます。
何もせず自然治癒だけなら1年半から2年程度かかるなんて事もざらにあります。
四十肩や五十肩の原因はいまだにわかっていないのですが、当院では段階の違いだと考えております。
肩関節周囲炎の段階があり、肩関節の運動量低下で関節包が硬くなり癒着性肩関節包炎に移行する、という流れです。
となると、肩関節周囲炎の時点で早期に施術を開始するのがベストとなります。
肩関節の負担を減らし炎症を早期に抑える事で、肩関節の硬化を防ぐことができると考えております。
肩関節の痛みがあるけどいつか治るだろうと思って何もしていない方…注意が必要かもしれません(^-^;
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